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小規模多機能型居宅介護の特徴を整理

看護師国家試験 第103回 午後 第58問 / 地域・在宅看護論 / 療養の場に応じた地域・在宅看護

国試問題にチャレンジ

103回 午後 第58問

小規模多機能型居宅介護で正しいのはどれか。

  1. 1.都道府県が事業者を指定する。
  2. 2.介護給付の施設サービスの1つである。
  3. 3.1日あたりの利用定員は19人以下である。
  4. 4.要介護者の状態に応じて短期間の宿泊が可能である。

対話形式の解説

博士 博士

じゃこ博士じゃ。今日は介護保険の地域密着型サービス、小規模多機能型居宅介護についてじゃぞ。

アユム アユム

通称「小多機」ですよね。どんなサービスですか?

博士 博士

通い・訪問・泊まりの3つを一つの事業所で柔軟に組み合わせて提供するのが特徴じゃ。住み慣れた地域で生活継続できるよう支援するのじゃよ。

アユム アユム

選択肢を見ていきましょう。

博士 博士

正解は4の「要介護者の状態に応じて短期間の宿泊が可能」じゃ。これがまさに小多機の最大のメリットじゃ。

アユム アユム

1の「都道府県が事業者を指定」は?

博士 博士

地域密着型サービスは市町村が指定するのじゃ。都道府県が指定するのは居宅サービス事業者や介護保険施設じゃぞ。

アユム アユム

2の「介護給付の施設サービスの1つ」は?

博士 博士

違うのじゃ。施設サービスは特養、老健、介護医療院の3つで、小多機は地域密着型サービスじゃ。

アユム アユム

地域密着型と居宅サービスは何が違うんですか?

博士 博士

地域密着型は事業所所在地の市町村住民しか原則利用できないのが大きな違いじゃ。地域に根ざした小規模なサービスじゃのう。

アユム アユム

3の「1日あたりの利用定員は19人以下」は?

博士 博士

これも数字が違うのじゃ。通いの定員は1日18人以下、登録定員は29人以下、宿泊は1日9人以下じゃ。

アユム アユム

数字を覚えるコツはありますか?

博士 博士

登録29、通い18、泊まり9と語呂で覚えるのじゃ。9と8と29で関連付けるとよいのじゃよ。

アユム アユム

他にどんな地域密着型サービスがありますか?

博士 博士

定期巡回随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護、認知症対応型通所介護、グループホーム、看護小規模多機能型居宅介護(看多機)などじゃ。看多機は医療ニーズが高い人向けじゃ。

アユム アユム

看多機との違いは?

博士 博士

小多機に訪問看護を加えたのが看多機じゃ。訪問看護が加わるから医療ニーズに対応できるのじゃよ。

アユム アユム

地域包括ケアの中核サービスですね。

博士 博士

その通りじゃ。在宅生活を支える柔軟な仕組みとして重要じゃぞ。

POINT

小規模多機能型居宅介護は地域密着型サービスで市町村が指定し、通い・訪問・泊まりを柔軟に組み合わせて提供します。登録定員29人以下、通い18人以下、宿泊9人以下と定められ、要介護者の状態に応じた短期宿泊が可能です。事業所所在地の市町村住民が原則利用対象で、住み慣れた地域での生活継続を支えます。

解答・解説

正解は 4 です

問題文:小規模多機能型居宅介護で正しいのはどれか。

解説:正解は 4 です。小規模多機能型居宅介護は介護保険制度の地域密着型サービスの一つで、市町村が事業者を指定します。「通い」を中心に、利用者の状態や希望に応じて「訪問」と「泊まり」を柔軟に組み合わせて提供するのが特徴で、住み慣れた地域での生活継続を支援します。1事業所の登録定員は29人以下、通いの定員は1日あたり18人以下、宿泊定員は1日あたり9人以下と定められています。

選択肢考察

  1. × 1.  都道府県が事業者を指定する。

    地域密着型サービスは住民に身近な市町村が指定・指導監督を行います。都道府県が指定するのは居宅サービス事業者や介護保険施設です。

  2. × 2.  介護給付の施設サービスの1つである。

    施設サービスは介護老人福祉施設・介護老人保健施設・介護医療院の3つで、小規模多機能型居宅介護はこれらに含まれず地域密着型サービスに分類されます。

  3. × 3.  1日あたりの利用定員は19人以下である。

    通いの定員は1日あたり18人以下(登録定員29人以下、宿泊9人以下)と定められており、19人以下という基準ではありません。

  4. 4.  要介護者の状態に応じて短期間の宿泊が可能である。

    通い・訪問・泊まりを柔軟に組み合わせて利用できるのが本サービスの最大の特徴で、利用者や家族の状況に応じて短期宿泊が可能です。

地域密着型サービスには他に定期巡回・随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護、認知症対応型通所介護、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)、看護小規模多機能型居宅介護(看多機)などがあります。看多機は小規模多機能に訪問看護を組み合わせたもので、医療ニーズの高い利用者に対応できます。原則として事業所所在地の市町村住民のみが利用できます。

介護保険サービスの分類(居宅・施設・地域密着型)と各サービスの特徴・指定権者・定員を整理して理解しているかを問う問題です。地域密着型は市町村指定、小多機は通い18人+登録29人+宿泊9人と覚えます。