輸液セットの滴下数を身につけよう
看護師国家試験 第105回 午後 第22問 / 必修問題 / 診療に伴う看護技術
国試問題にチャレンジ
成人用輸液セット1mL当たりの滴下数はどれか。
- 1.20滴
- 2.40滴
- 3.60滴
- 4.80滴
対話形式の解説
博士
今日は輸液セットの滴下数の話じゃ。臨床で毎日のように扱う基礎知識だぞ。
アユム
先生、成人用と小児用で違うのは知っていますが、数字があやふやで…。
博士
成人用は1mL=20滴、小児用は1mL=60滴と規格で決まっておる。
アユム
どうして2種類あるんですか?
博士
小児や厳密な流量管理が必要な場合は、1滴の量が小さい方が誤差が少なく安全だからじゃ。小児用は点滴筒の口径が細く作られておる。
アユム
なるほど。では問題の正解は1の20滴ですね。
博士
その通り。2の40滴、4の80滴という規格の輸液セットは存在せん。3の60滴は小児用の値じゃ。
アユム
計算方法も教えてください。
博士
1分間の滴下数は、指示量(mL)×20÷時間(分)で求める。例えば500mLを2時間なら、500×20÷120でおよそ83滴/分じゃ。
アユム
滴下筒の液面の高さも気になります。
博士
筒の1/2〜1/3程度に保つのが基本じゃ。液面が高すぎると滴数が数えられず、低すぎると空気が混入する危険がある。
アユム
輸液ポンプを使うときは?
博士
ポンプ使用時は機種指定の専用ルートが必要で、自然滴下との互換性に注意が必要じゃ。覚え方は「成人=20歳=20滴」が定番じゃな。
POINT
成人用輸液セットは1mL=20滴、小児用は1mL=60滴と規格で定められています。滴下数は「指示量×20(60)÷時間(分)」で計算します。滴下筒の液面は1/2〜1/3に保ち、輸液ポンプでは専用ルートを用います。覚え方は「成人=20歳=20滴」が便利です。正解は1の20滴です。
解答・解説
正解は 1 です
問題文:成人用輸液セット1mL当たりの滴下数はどれか。
解説:正解は 1 です。輸液セットには成人用(一般用)と小児用(微量用)があり、滴下口の内径が異なることで1mLを形成する滴数が決まっています。成人用輸液セットは1mL=20滴と定められており、このため20滴で1mLという規格は覚えておく必要があります。滴下数の計算は、指示された投与速度(mL/時)を1分当たりの滴数に換算する際に用いられ、臨床での輸液管理の基本となります。
選択肢考察
-
○ 1. 20滴
成人用輸液セットの1mL=20滴が正しい規格です。成人を20歳と関連付けて覚えるとよいとされます。
-
× 2. 40滴
このような規格の輸液セットは臨床で一般には用いられません。
-
× 3. 60滴
小児用(微量用)輸液セットの1mL当たりの滴下数です。微量投与が求められる小児や厳密な流量管理が必要な場合に用います。
-
× 4. 80滴
このような規格の輸液セットは存在しません。
滴下数の計算式は「1分間の滴下数=指示量(mL)×20(または60)÷時間(分)」。例えば成人用で500mLを2時間で投与する場合、500×20÷120≒83滴/分となります。滴下筒内の液面は1/2〜1/3程度に保ち、輸液ポンプ使用時は専用ルートが必要です。
成人用輸液セットの1mL当たりの滴下数(20滴)と小児用(60滴)の違いを問う必修問題です。
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