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脳神経の支配筋から閉眼に関与する神経を導くのじゃ

看護師国家試験 第104回 午前 第78問 / 人体の構造・機能 / 神経系

国試問題にチャレンジ

104回 午前 第78問

閉眼に関与する神経はどれか。

  1. 1.動眼神経
  2. 2.滑車神経
  3. 3.三叉神経
  4. 4.外転神経
  5. 5.顔面神経

対話形式の解説

博士 博士

眼を閉じる動きはどの筋肉が担当しておるかな?

アユム アユム

眼輪筋ですね。

博士 博士

その通りじゃ。ではその眼輪筋を支配しているのはどの神経か?

アユム アユム

顔面神経だと思います。

博士 博士

正解じゃ。表情筋全体を動かす第Ⅶ脳神経じゃな。

アユム アユム

選択肢1の動眼神経はどうですか?

博士 博士

上眼瞼挙筋を支配し、開眼やまぶたを上げる役割を担う。閉眼ではないぞ。

アユム アユム

開眼が動眼神経、閉眼が顔面神経と覚えれば良いのですね。

博士 博士

その通り。眼瞼下垂が動眼神経麻痺で起こる理由もこれじゃ。

アユム アユム

選択肢2の滑車神経は?

博士 博士

上斜筋を支配し眼球を内下方に動かす。眼瞼運動には関与しない。

アユム アユム

選択肢3の三叉神経はどうでしょう。

博士 博士

顔面の知覚と咀嚼運動を担うが閉眼には関与しないぞ。

アユム アユム

選択肢4の外転神経も眼球運動だけですね。

博士 博士

外側直筋を動かし眼を外に向ける役割じゃ。

アユム アユム

選択肢5の顔面神経が正解と確認できました。

博士 博士

顔面神経麻痺では兎眼やベル現象が出るぞ。臨床でも要チェックじゃ。

POINT

閉眼運動は眼輪筋によって行われ、これを支配するのは顔面神経です。動眼神経は開眼を担う上眼瞼挙筋を支配し、滑車神経や外転神経は眼球運動の一部、三叉神経は顔面の知覚を担います。顔面神経麻痺では閉眼障害が特徴的で、兎眼やベル現象が観察されます。各脳神経の機能を体系的に理解することが重要です。

解答・解説

正解は 5 です

問題文:閉眼に関与する神経はどれか。

解説:正解は5です。閉眼運動を担う眼輪筋を支配しているのは顔面神経で、第Ⅶ脳神経の運動枝が表情筋全体を動かしています。

選択肢考察

  1. × 1.  動眼神経

    動眼神経は上眼瞼挙筋を支配しており、まぶたを「開く」運動および眼球運動、瞳孔収縮、調節を担います。

  2. × 2.  滑車神経

    滑車神経は上斜筋のみを支配し、眼球を内下方に動かす働きを持ちます。

  3. × 3.  三叉神経

    三叉神経は顔面の知覚と咀嚼筋の運動を担いますが、閉眼運動には関与しません。

  4. × 4.  外転神経

    外転神経は外側直筋を支配し、眼球を外側に向ける運動を司ります。

  5. 5.  顔面神経

    顔面神経は眼輪筋を含む表情筋を支配し、閉眼に直接関与します。涙腺・唾液腺の分泌や舌前2/3の味覚にも関わります。

開眼は動眼神経支配の上眼瞼挙筋、閉眼は顔面神経支配の眼輪筋と覚えると整理しやすいです。顔面神経麻痺ではベル現象(閉眼時に眼球が上転)や兎眼(眼を完全に閉じられない)が見られます。

脳神経の機能と支配筋を理解し、特に閉眼を担う顔面神経を識別できるかが問われています。