妊娠26週における次回健診の推奨時期
看護師国家試験 第113回 午後 第57問 / 母性看護学 / 妊娠期の看護
国試問題にチャレンジ
正常に経過している妊娠26週の妊婦が、次に妊婦健康診査を受診する時期として推奨されるのはどれか。
- 1.4週後
- 2.3週後
- 3.2週後
- 4.1週後
対話形式の解説
博士
今日は妊婦健康診査の頻度について確認するぞ。妊娠26週の妊婦さんに、次はいつ来てくださいと伝えるのが適切かのう。
サクラ
4週後、3週後、2週後、1週後と並んでいますね。妊娠週数によって健診の間隔が変わると習いました。
博士
その通りじゃ。まず初期から23週頃までは何週間ごとか覚えておるか。
サクラ
初期から23週頃までは4週間に1回だったと思います。
博士
正解じゃ。では24週から35週まではどうじゃ。
サクラ
たしか2週間に1回です。そして36週以降は毎週1回になりますね。
博士
完璧じゃ。では今回の妊婦さんは26週じゃから、どの区分に入るかのう。
サクラ
24〜35週の枠に入るので、2週間に1回の頻度ですね。つまり次回は2週後が推奨されます。
博士
その通り。なぜこの時期に間隔が狭まるのか、理由は分かるかね。
サクラ
胎児の成長が加速する時期で、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの合併症リスクも高まるため、こまめな評価が必要だからですね。
博士
見事じゃ。母体の血圧や体重、尿蛋白、浮腫、胎児心拍や胎児発育を定期的に観察して異常を早期発見することが大切じゃよ。
サクラ
公費助成の回数もこの頻度に合わせて設計されていると学びました。
POINT
本問は妊婦健康診査の標準的な受診間隔を確認する基本問題です。妊娠初期から23週頃までは4週に1回、24週から35週までは2週に1回、36週以降は週1回が推奨されます。妊娠26週は中期後半にあたり、母児の合併症が顕在化しやすい時期のため、2週間隔での健診が適切です。国家試験では週数と頻度の組み合わせが頻出なので、3つの区分をセットで記憶しておきましょう。
解答・解説
正解は 3 です
問題文:正常に経過している妊娠26週の妊婦が、次に妊婦健康診査を受診する時期として推奨されるのはどれか。
解説:正解は3の「2週後」です。母子保健法に基づく標準的な妊婦健康診査のスケジュールでは、妊娠24週から35週までは2週間に1回の受診が推奨されており、妊娠26週の妊婦は次回を2週後に設定することが適切です。
選択肢考察
-
× 1. 4週後
4週ごとの受診が推奨されているのは妊娠初期から23週頃までの期間であり、26週の妊婦には間隔が長すぎます。
-
× 2. 3週後
3週間隔の健診スケジュールは標準的な妊婦健診には設定されておらず、推奨される頻度ではありません。
-
○ 3. 2週後
妊娠24〜35週は2週間に1回の健診が推奨されており、妊娠26週のこの妊婦に合致するため正解です。
-
× 4. 1週後
1週ごとの受診が推奨されるのは分娩が近づく妊娠36週以降であり、26週の段階では早すぎます。
妊婦健診の標準的な間隔は『初期〜23週=4週ごと』『24〜35週=2週ごと』『36週〜分娩=1週ごと』で覚えると混乱しません。公費助成される健診回数は通常14回とされ、母体・胎児の状態評価、血圧・体重・尿検査、超音波検査、保健指導などが行われます。
妊娠週数に応じた妊婦健康診査の推奨受診間隔を把握しているかを問う基本問題です。
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