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BMIの計算は簡単?身長160cm体重60kgのBMIを正確に出そう

看護師国家試験 第114回 午後 第90問 / 必修問題 / 人間の特性とライフサイクル

国試問題にチャレンジ

114回 午後 第90問

身長160cm、体重60kgの成人の体格指数<BMI>を求めよ。 ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第2位を四捨五入すること。 解答:①②.③

  1. 1.①2 ②3 ③4
  2. 2.①1 ②2 ③3
  3. 3.①2 ②5 ③4
  4. 4.①1 ②8 ③3
  5. 5.①2 ②5 ③8

対話形式の解説

博士 博士

今回はBMIの計算問題じゃ。看護師なら必ず覚えておきたい基本中の基本じゃよ。

アユム アユム

BMIってよく聞きますが、計算式は何でしたっけ?

博士 博士

体重(kg)を身長(m)の2乗で割るのじゃ。式で書くと BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m) じゃな。

アユム アユム

身長は cm じゃなく m なんですね。

博士 博士

そこが最大の落とし穴じゃ。160cm のままで計算すると桁が大きく違ってしまうから、必ず1.60 m に換算するのじゃぞ。

アユム アユム

じゃあ計算してみますね。60 ÷ 1.60 ÷ 1.60 ですね。

博士 博士

やってみよう。1.60 × 1.60 はいくつかの?

アユム アユム

えーと、2.56 です。

博士 博士

その通り。次に 60 ÷ 2.56 を計算じゃ。

アユム アユム

60 ÷ 2.56 = 23.4375 ですね。

博士 博士

問題では小数点以下第2位を四捨五入と指定されておる。23.4375 だと、第2位の3を見て四捨五入だから…

アユム アユム

23.4 ですね!選択肢1の「①2 ②3 ③4」が正解です。

博士 博士

見事じゃ。ちなみに四捨五入の指示で迷ったら「残したい桁の次の桁を見る」と覚えるとよい。

アユム アユム

23.4 はどんな評価になるんですか?

博士 博士

日本肥満学会の基準では、BMI 18.5未満が低体重、18.5〜25未満が普通体重、25以上が肥満じゃ。23.4 は普通体重の範囲に入る。

アユム アユム

他の選択肢は明らかにおかしい数値ですよね。

博士 博士

そうじゃな。25.4 や 25.8 は肥満1度の値、12.3 や 18.3 はやせや低体重に近い値で、計算結果と一致しない。

アユム アユム

BMIは肥満症の診断にも使うんですか?

博士 博士

肥満症の診断にはBMI 25以上に加えて、肥満関連の健康障害があるか、内臓脂肪型肥満であることが条件じゃ。BMI単独では決まらん。

アユム アユム

BMIに限界もあるんですか?

博士 博士

ある。筋肉量の多いアスリートでは過大評価されるし、内臓脂肪と皮下脂肪の区別もできない。だから腹囲や体脂肪率と組み合わせて評価するのじゃ。

アユム アユム

計算式を覚えるだけでなく、解釈の幅も広げておきます。

POINT

BMI(Body Mass Index)は体重(kg)を身長(m)の2乗で割って求める体格指数で、本問では 60 ÷ 1.60 ÷ 1.60 = 23.4375 を小数点以下第2位で四捨五入し 23.4 が正解となります。身長は必ず cm から m に換算する点、四捨五入のルールを正確に適用する点が計算のポイントです。日本肥満学会の基準では18.5以上25未満が普通体重で、23.4はこの範囲に該当します。BMIは簡便で広く使われる一方、筋肉量や脂肪分布を区別できないなどの限界もあるため、腹囲や体脂肪率と組み合わせた総合的な評価が看護実践上は重要です。

解答・解説

正解は 1 です

問題文:身長160cm、体重60kgの成人の体格指数<BMI>を求めよ。 ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第2位を四捨五入すること。 解答:①②.③

解説:正解は 1 の「①2 ②3 ③4」、すなわち BMI 23.4 です。BMI(Body Mass Index)は体重(kg)を身長(m)の2乗で割って求めます。身長は cm ではなく m に換算する点が重要です。本問では、60(kg) ÷ {1.60(m) × 1.60(m)} = 60 ÷ 2.56 = 23.4375 となり、小数点以下第2位を四捨五入して 23.4 となります。日本肥満学会の基準ではBMI 18.5未満が低体重、18.5以上25未満が普通体重、25以上が肥満とされており、今回の値は普通体重の範囲に入ります。

選択肢考察

  1. 1.  ①2 ②3 ③4

    BMI = 60 ÷ 1.60 ÷ 1.60 = 23.4375 → 四捨五入で 23.4。普通体重に該当する妥当な値である。

  2. × 2.  ①1 ②2 ③3

    12.3 を表す。身長160cm・体重60kgでこの値になることはなく、計算誤りである。

  3. × 3.  ①2 ②5 ③4

    25.4 を表す。これは肥満1度に相当する値で、本問の条件では出ない。

  4. × 4.  ①1 ②8 ③3

    18.3 を表す。低体重に近い値で、本問の条件には合致しない。

  5. × 5.  ①2 ②5 ③8

    25.8 を表す。肥満1度に相当する値で、本問の条件では出ない。

BMI判定基準(日本肥満学会):18.5未満は低体重(やせ)、18.5〜25未満は普通体重、25〜30未満は肥満1度、30〜35未満は肥満2度、35〜40未満は肥満3度、40以上は肥満4度。なお、肥満症と診断するにはBMI 25以上に加え、肥満に関連する健康障害を有するか、内臓脂肪型肥満(腹囲:男性85cm以上、女性90cm以上)であることが条件となる。BMIは簡便で広く使われるが、筋肉量の多いアスリートでは過大評価される、内臓脂肪と皮下脂肪の区別ができないなどの限界もある。

BMIの計算式(体重kg÷身長m²)を正しく使えるか、cmからmへの単位変換と四捨五入の処理ができるかを問う必修問題レベルの計算問題。