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合計特殊出生率の概数をおさえる

看護師国家試験 第113回 午後 第10問 / 必修問題 / 看護の対象と活動の場

国試問題にチャレンジ

113回 午後 第10問

令和2年(2020年)の人口動態統計における合計特殊出生率に最も近いのはどれか。

  1. 1.0.8
  2. 2.1.3
  3. 3.1.8
  4. 4.2.3

対話形式の解説

博士 博士

今回は合計特殊出生率に関する問題じゃ。まず定義を言えるかな。

アユム アユム

はい、15〜49歳の女性の年齢別出生率の合計で、1人の女性が生涯に産む子どもの数の平均を示すものです。

博士 博士

完璧じゃ。ではその2020年の値は何じゃ。

アユム アユム

たしか1.33だったと思います。

博士 博士

そのとおり。選択肢では1.3が最も近いな。

アユム アユム

0.8はかなり低いですね。

博士 博士

うむ。0.8台は近年の韓国などに見られる水準で、日本はまだそこまでは低くない。

アユム アユム

1.8はどうでしょうか。

博士 博士

1.8は昭和60年頃の水準じゃな。今よりだいぶ高い値じゃ。

アユム アユム

2.3は人口を維持できる水準ですよね。

博士 博士

人口置換水準は2.07前後じゃから、2.3はそれを上回る。日本ではベビーブーム期などの水準で、現状とはかけ離れておる。

アユム アユム

1975年以降2を割り続けていると聞きました。

博士 博士

そうじゃ。1989年の1.57ショックで社会問題化し、2005年には過去最低の1.26を記録した。近年も1.3前後で推移しておる。

アユム アユム

少子化対策の観点でも重要な指標ですね。

博士 博士

そのとおり。出生数や婚姻数の減少とセットで出題されやすいから、数値の動きをおさえておくと良い。

アユム アユム

人口置換水準2.07、現状1.3前後、過去最低1.26と整理しておきます。

博士 博士

それでバッチリじゃ。必修問題では確実に得点したい領域じゃぞ。

POINT

合計特殊出生率は1人の女性が生涯に産むと仮定した子ども数の平均値で、15〜49歳の年齢別出生率の合計として算出されます。令和2年(2020年)の値は1.33で、選択肢の中では1.3が最も近い値です。人口を維持するために必要な水準は2.07前後ですが、日本は1975年以降これを下回り続けており、近年は1.3前後の低水準で推移しています。少子化の現状を象徴する指標として確実に押さえておきましょう。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:令和2年(2020年)の人口動態統計における合計特殊出生率に最も近いのはどれか。

解説:正解は 2 です。令和2年(2020年)の人口動態統計における合計特殊出生率は1.33で、選択肢の中では1.3が最も近い値となります。合計特殊出生率は15〜49歳女性の年齢別出生率の合計で、1人の女性が生涯に産むと仮定した子ども数の平均を示します。日本では1975年以降2を下回り続け、近年は1.3前後で推移しています。

選択肢考察

  1. × 1.  0.8

    0.8は韓国などごく一部の国で近年記録された水準で、日本の現状よりかなり低い値です。

  2. 2.  1.3

    2020年の実測値1.33に最も近い値で、近年の日本の低出生率を反映した数字です。

  3. × 3.  1.8

    1.8は日本では1980年代後半から1990年代初頭に見られた水準で、現状より高すぎます。

  4. × 4.  2.3

    2.3は人口置換水準(2.07前後)を上回る値で、かつての高度成長期やベビーブーム期の水準に相当し、現状と大きくかけ離れています。

人口を長期的に維持するために必要な合計特殊出生率(人口置換水準)はおよそ2.07とされています。日本の合計特殊出生率は1989年の1.57ショック、2005年の過去最低1.26、近年は1.3前後と低水準が続き、2022年には1.26を再び記録しました。少子化対策や母子保健の文脈で頻出の数値です。

日本の少子化の現状を示す代表的指標である合計特殊出生率の概数を問う必修問題です。