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バイオハザードマーク、黄・赤・橙のトリオを覚えよう

看護師国家試験 第113回 午後 第30問 / 健康支援と社会保障制度 / 感染症と生活環境への対策

国試問題にチャレンジ

113回 午後 第30問

医療機関の廃棄物とバイオハザードマークの色の組合せで正しいのはどれか。

  1. 1.固体状の放射性廃棄物 ―――――― 黒色
  2. 2.注射針などの鋭利な廃棄物 ―――― 赤色
  3. 3.血液などの液状、泥状の廃棄物 ―― 黄色
  4. 4.血液の付着したガーゼの廃棄物 ―― 橙色

対話形式の解説

博士 博士

さて、今日は感染性廃棄物とバイオハザードマークの色分けじゃ。

アユム アユム

黄色と赤と橙、いつも迷います。

博士 博士

まず黄色は注射針やメスなど『鋭利なもの』じゃ。危険な尖ったものと覚えるとよい。

アユム アユム

赤色は何でしたっけ。

博士 博士

赤は血液の色、つまり液状・泥状のものじゃ。血液、血清、体液などが該当するのう。

アユム アユム

じゃあ橙色は。

博士 博士

橙色は固形のもの。血液が付着したガーゼや手袋、ドレープなどじゃ。本問の正解はこの4番じゃな。

アユム アユム

放射性廃棄物は黒色って書いてますが。

博士 博士

そもそも放射性廃棄物はバイオハザードマークの対象外じゃ。日本アイソトープ協会に処理を依頼する別の仕組みがあるんじゃぞ。

アユム アユム

容器にも決まりがあるんですか。

博士 博士

鋭利物は耐貫通性の堅牢な容器、液状は漏れない密閉容器、固形は袋でも可じゃが必ずマークを付ける。

アユム アユム

廃棄までの流れはどうなっているんですか。

博士 博士

発生場所からマニフェストという管理票で最終処分までを追跡するのじゃ。

アユム アユム

針刺し事故予防で気をつけることは。

博士 博士

リキャップをせずに、使用後すぐ黄色容器へ廃棄することが鉄則じゃぞ。

アユム アユム

覚え方が『キケン黄色・血の赤・その他橙』で頭に入ってきました。

博士 博士

その調子じゃ、国試でも即答できるようになるぞい。

POINT

感染性廃棄物は黄色=鋭利物(注射針・メス)、赤色=液状・泥状(血液・体液)、橙色=固形物(血液付着ガーゼ等)の3色で区分されます。放射性廃棄物はバイオハザードマークの対象外で、別体系で処理されます。現場では針刺し予防のためリキャップを避け、使用直後に黄色容器へ廃棄することが原則です。マニフェストによる管理まで一連の流れを覚えておきましょう。

解答・解説

正解は 4 です

問題文:医療機関の廃棄物とバイオハザードマークの色の組合せで正しいのはどれか。

解説:正解は 4 の「血液の付着したガーゼの廃棄物 ―― 橙色」です。感染性廃棄物は廃棄物処理法に基づき性状に応じて容器を色分けして廃棄します。黄色は注射針やメスなど鋭利なもの、赤色は血液や体液など液状・泥状のもの、橙色は血液の付着したガーゼや固形状の感染性廃棄物が該当します。放射性廃棄物はバイオハザードマークの対象外で、日本アイソトープ協会などが回収処理を行います。

選択肢考察

  1. × 1.  固体状の放射性廃棄物 ―――――― 黒色

    放射性廃棄物はバイオハザードマークの対象外で、黒色は該当しません。放射性同位元素等規制法に基づき、日本アイソトープ協会への委託処理など別体系で管理されます。

  2. × 2.  注射針などの鋭利な廃棄物 ―――― 赤色

    注射針、メス、破損アンプルなど鋭利な感染性廃棄物は黄色の耐貫通性容器で廃棄します。赤色は液状・泥状の感染性廃棄物用です。

  3. × 3.  血液などの液状、泥状の廃棄物 ―― 黄色

    血液、血清、体液などの液状・泥状の感染性廃棄物は赤色容器に密閉して廃棄します。黄色は鋭利物用なので組合せが入れ替わっています。

  4. 4.  血液の付着したガーゼの廃棄物 ―― 橙色

    血液が付着したガーゼ、手袋、ドレープ類、血液バッグなど固形状の感染性廃棄物は橙色のバイオハザードマーク付き容器で廃棄するのが正しい組合せです。

色分けの覚え方は『黄色=鋭利(キケン)、赤色=液体(血の色)、橙色=固形(その他)』と整理すると覚えやすいです。感染性廃棄物は発生場所から排出までの保管期間を短くし、密閉容器・堅牢容器で運搬し、マニフェスト(産業廃棄物管理票)によって最終処分までを追跡管理します。針刺し事故防止のため、リキャップを避け、使用後の注射針は直ちに耐貫通性のある黄色容器へ廃棄することが基本です。

感染性廃棄物の分類とバイオハザードマークの色の対応(黄=鋭利、赤=液状、橙=固形)を正確に覚えているかを問う問題です。