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床上排泄で便器を正しく当てよう

看護師国家試験 第104回 午前 第19問 / 必修問題 / 日常生活援助技術

国試問題にチャレンジ

104回 午前 第19問

女性患者の床上排泄で洋式便器をあてる位置を図に示す。適切なのはどれか。

  1. 1. 選択肢1
  2. 2. 選択肢2
  3. 3. 選択肢3
  4. 4. 選択肢4

対話形式の解説

博士 博士

今日は床上排泄の便器の当て方じゃ。正解はどれかの

サクラ サクラ

1番だと思います

博士 博士

正解じゃ。なぜ1番が適切か説明できるかの

サクラ サクラ

肛門が便器の中央にきていて、広い側が仙骨に当たっています

博士 博士

その通り。広い面で体重を支えるから安定するのじゃ

サクラ サクラ

女性の場合は尿の流れも考慮が必要ですよね

博士 博士

そうじゃ。前すぎると縁を伝って漏れ、後ろすぎると飛び散る

サクラ サクラ

洋式と和式の違いはあるんですか

博士 博士

洋式は厚みがあり腰を上げられる人向け、和式は薄くて腰を上げにくい人向けじゃ

サクラ サクラ

当てるときの姿勢介助はどうしますか

博士 博士

腰部を挙上してもらい、その下に便器を差し込む

サクラ サクラ

力を入れにくい体位もありそうですね

博士 博士

頭側を15〜30度ほど挙げるとリラックスして排泄しやすくなる

サクラ サクラ

プライバシーへの配慮も大切ですね

博士 博士

バスタオルで覆い、室温も維持し、ナースコールを手元に置く

サクラ サクラ

終了後はどんなケアが必要ですか

博士 博士

陰部の清拭、寝衣やシーツの汚染確認、患者の安楽な体位整えじゃ

サクラ サクラ

安全と尊厳を両立する援助が大切なんですね

POINT

床上排泄で洋式便器を当てるときは、便器の幅広い面を仙骨側に向け、肛門が中央に位置するように差し込みます。前方や狭い側が体重を受ける位置では尿漏れや姿勢の不安定さが生じます。腰部挙上を介助し、頭側挙上やプライバシー保護、保温、終了後の陰部清潔まで一連の援助を丁寧に行うことが、安全と尊厳を守る排泄ケアの基本です。

解答・解説

正解は 1 です

問題文:女性患者の床上排泄で洋式便器をあてる位置を図に示す。適切なのはどれか。

解説:正解は 1 です。洋式便器は厚みがあるため、便器の幅広い部分を仙骨側にして肛門が便器中央に位置するように当てると、安定した姿勢で排泄でき尿の漏れも防げます。

選択肢考察

  1. 1.  
    選択肢1

    便器の広い面を仙骨側に置き肛門を中央に配置することで体重が安定して支えられ、女性の尿が便器内に確実に落ち、シーツ汚染を予防できる適切な位置です.

  2. × 2.  
    選択肢2

    便器が前方寄りに当たっていると、女性の尿が便器の縁を伝ってシーツへ漏れる危険があり不適切です。

  3. × 3.  
    選択肢3

    便器の狭い側を仙骨に当てる位置取りは厚みのある洋式便器では不安定で、和式差し込み便器の当て方であり洋式には不適です。

  4. × 4.  
    選択肢4

    便器の狭い側に体重がかかり前方寄りに配置されているため、姿勢が不安定で尿漏れも起こしやすく不適切です。

洋式差し込み便器は腰を持ち上げられる患者向け、和式は腰を上げられない患者向けに使い分けます。当てる際は腰部を挙上し、肛門が便器中央にくるように差し込みます。女性ではトイレットペーパーを陰部から会陰部に沿わせて尿の飛散を防ぎ、ベッドの頭側を15〜30度ほど挙上するとリラックスして排泄しやすくなります。プライバシー保護と保温、終了後の陰部清潔も忘れずに行いましょう。

床上排泄時の便器の正しい位置と安全・安楽への配慮を理解しているかを問う問題です。