StudyNurse

正期産の定義を正確に押さえよう

看護師国家試験 第105回 午前 第6問 / 必修問題 / 人間の特性とライフサイクル

国試問題にチャレンジ

105回 午前 第6問

正期産の定義はどれか。

  1. 1.妊娠36週0日から40週6日
  2. 2.妊娠37週0日から41週6日
  3. 3.妊娠38週0日から42週6日
  4. 4.妊娠39週0日から43週6日

対話形式の解説

博士 博士

今日は母性看護の基本、正期産の定義について学ぼう。周産期の週数区分は国試頻出じゃから、正確に覚える必要があるぞ。

アユム アユム

正期産って、予定日あたりの出産のことですよね?

博士 博士

もう少し幅があるんじゃよ。正解は2の「妊娠37週0日から41週6日まで」じゃ。

アユム アユム

37週から41週までですね。5週間もの幅があるんですね。

博士 博士

そうじゃ。この時期に生まれた赤ちゃんは、肺、消化器、神経系などの身体機能が十分に成熟していて、子宮外生活への適応能力が備わっておるんじゃ。

アユム アユム

早産とか過期産とかもありますよね。どう分類されるんですか?

博士 博士

分娩時期の分類は以下じゃな。①流産:妊娠22週未満、②早産:妊娠22週0日〜36週6日、③正期産:妊娠37週0日〜41週6日、④過期産:妊娠42週0日以降、じゃ。

アユム アユム

22週未満が流産ってことは、22週を超えたら早産で、赤ちゃんを救命する対象になるんですね。

博士 博士

そのとおり。22週が「生産期」の区切りで、これ以降は新生児として救命の対象となる。ただ22〜28週の超早産では合併症リスクが非常に高い。

アユム アユム

早産児にはどんなリスクがありますか?

博士 博士

肺が未熟で呼吸窮迫症候群(RDS)、低出生体重による哺乳困難、脳室内出血、未熟児網膜症などじゃ。NICUでの集中管理が必要になることが多いのう。

アユム アユム

過期産はどうですか?

博士 博士

42週を過ぎると胎盤機能が低下し始め、胎児ジストレス、羊水混濁、胎便吸引症候群のリスクが増える。だから42週を超える場合は分娩誘発が検討されるんじゃ。

アユム アユム

正期産でも細かい分類があるって聞いたことがあるんですが…

博士 博士

よく知っておるのう。最近は早期正期産(37週0日〜38週6日)、満期(39週0日〜40週6日)、後期正期産(41週0日〜41週6日)と細分化されることもある。特に39週以降の出産が新生児の合併症リスクが最も低いとされておるぞ。

アユム アユム

医学的理由がない帝王切開は39週以降が推奨される、みたいな話ですね。

博士 博士

そのとおり。選択性帝王切開は原則39週以降じゃ。看護師として周産期の週数区分は母児の管理の基本じゃから、確実に押さえておくとよい。

アユム アユム

分娩予定日が40週0日、ということも覚えておきます!

POINT

正期産は妊娠37週0日から41週6日までの出産と定義されます。この時期の新生児は身体機能が十分に成熟しており、出産後のリスクが最も低いとされます。妊娠期間の分類は流産(22週未満)、早産(22週0日〜36週6日)、正期産(37週0日〜41週6日)、過期産(42週0日以降)です。早産児は肺機能未熟による呼吸窮迫症候群などのリスクが高く、過期産では胎盤機能低下による胎児ジストレスのリスクが増加します。分娩予定日は40週0日で、医学的理由のない早期帝王切開は39週以降が推奨されています。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:正期産の定義はどれか。

解説:正解は 2 です。正期産とは「妊娠37週0日から41週6日まで」に出産することを指します。この時期に生まれた新生児は、肺・消化器・神経系などの身体機能が十分に成熟しており、子宮外生活への適応能力が備わっているため、出産後のリスクが最も低いとされます。妊娠週数による出生の分類は以下のとおりです。①流産:妊娠22週未満、②早産:妊娠22週0日〜36週6日(うち後期早産は34週0日〜36週6日)、③正期産:妊娠37週0日〜41週6日、④過期産:妊娠42週0日以降。早産児は肺機能が未熟で呼吸窮迫症候群(RDS)のリスクが高く、低出生体重、脳室内出血、未熟児網膜症などの合併症に注意が必要です。過期産では胎盤機能の低下により胎児ジストレスや羊水混濁、胎便吸引症候群のリスクが増加します。したがって正期産の時期での出産が母児ともに最も安全とされ、この期間の定義は周産期看護の基礎知識として必須です。

選択肢考察

  1. × 1.  妊娠36週0日から40週6日

    誤りです。36週台は後期早産に含まれるため、正期産の開始時期ではありません。正期産は37週0日からです。

  2. 2.  妊娠37週0日から41週6日

    正しい選択肢です。正期産は妊娠37週0日から41週6日までと定義されています。この時期の出産は胎児の身体機能が十分に成熟しており、最も安全とされます。

  3. × 3.  妊娠38週0日から42週6日

    誤りです。42週0日以降は過期産に分類されるため、正期産の範囲には含まれません。また開始の38週0日も正期産の定義から1週間遅れています。

  4. × 4.  妊娠39週0日から43週6日

    誤りです。39週0日は正期産の範囲に含まれますが、開始時期として誤りです。また43週は過期産にあたり、胎盤機能低下のリスクが非常に高くなります。

妊娠期間は最終月経初日から数えて280日間(40週0日)を分娩予定日とします。「十月十日(とつきとおか)」と言われるのはこのためです。正期産でも週数によって細かく分類され、早期正期産(37週0日〜38週6日)、満期(39週0日〜40週6日)、後期正期産(41週0日〜41週6日)と呼ばれることもあります。近年の研究では39週以降の出産が新生児の合併症リスクが最も低いとされており、医学的理由のない早期帝王切開は39週以降に行われることが推奨されています。過期産予防のため、42週を超える場合は分娩誘発が検討されます。

正期産の定義は妊娠37週0日から41週6日までの出産である。