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バイオハザードマークの色分けを覚えよう

看護師国家試験 第111回 午前 第20問 / 必修問題 / 患者の安全・安楽を守る看護技術

国試問題にチャレンジ

111回 午前 第20問

使用後の注射針を廃棄する容器のバイオハザードマークの色はどれか。

  1. 1.
  2. 2.
  3. 3.
  4. 4.

対話形式の解説

博士 博士

今日は感染性廃棄物の分別じゃ。注射針を廃棄する容器のマークの色は何色か分かるかの?

アユム アユム

医療現場で黄色い容器を見た記憶があります。

博士 博士

その通り、正解は2の黄色じゃ。注射針・メス・アンプル・ガラス片など鋭利なものは黄色のバイオハザードマークで表示された耐貫通性容器に捨てるのじゃ。

アユム アユム

色分けにはルールがあるのですか?

博士 博士

あるぞ。液状・泥状=赤、鋭利物=黄、固形物=橙の3色じゃ。これが廃棄物処理法に基づく基本ルールじゃ。

アユム アユム

1の赤はどういうものを捨てますか?

博士 博士

赤は血液・体液・血清など液状または泥状の感染性廃棄物じゃ。吸引瓶の中身や廃血液などが該当する。

アユム アユム

3の黒はどうですか?

博士 博士

実は黒色のバイオハザードマークは存在しないのじゃ。感染性廃棄物の分別には使われない色じゃから、引っかけ選択肢じゃ。

アユム アユム

4の橙は何が入りますか?

博士 博士

橙は固形状の感染性廃棄物、つまり血液付着ガーゼ、紙おむつ、使用済み手袋、血液バッグなどじゃ。

アユム アユム

注射針を捨てるときの注意点はありますか?

博士 博士

最も重要なのは『リキャップしない』ことじゃ。使用済みの針にキャップを戻そうとする動作が針刺し事故の最大の原因じゃからな。

アユム アユム

針刺し事故はどんな感染症のリスクがありますか?

博士 博士

B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、HIVの血液媒介感染症じゃ。だからリキャップせず、すぐに黄色の耐貫通性容器に廃棄するのが標準予防策の基本じゃ。

アユム アユム

万が一針刺し事故が起きたらどうすれば?

博士 博士

即座に流水と石けんで洗浄し、責任者に報告、患者の感染症情報を確認して必要なら曝露後予防(HBVワクチン、HIVのPEPなど)を行う。

アユム アユム

マニフェストという言葉も聞きますね。

博士 博士

産業廃棄物管理票のことじゃ。感染性廃棄物は処理業者に委託する際に必ず記録・追跡するのじゃよ。色分けと取り扱いを正確に覚えるのじゃ。

POINT

使用後の注射針は黄色のバイオハザードマークが付いた耐貫通性容器に廃棄します。色分けは液状・泥状が赤、鋭利物が黄、固形物が橙で、黒は存在しません。針刺し事故防止のためリキャップは厳禁で、HBV・HCV・HIV感染予防の観点から標準予防策の基本です。マニフェストで処理を追跡することも法的義務です。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:使用後の注射針を廃棄する容器のバイオハザードマークの色はどれか。

解説:正解は 2 です。感染性廃棄物はバイオハザードマークで形状別に分類され、鋭利なもの(注射針・メス・アンプルなど)は黄色のマークで表示された耐貫通性容器に廃棄します。針刺し事故防止のため、リキャップせずそのまま廃棄するのが原則です。

選択肢考察

  1. × 1.  赤

    赤は液状または泥状の感染性廃棄物(血液・体液・血清など)に用いるバイオハザードマークです。注射針には該当しません。

  2. 2.  黄

    黄色は注射針・メス刃・アンプル・ガラス片など鋭利な感染性廃棄物を表します。耐貫通性の専用容器(シャープス容器)に廃棄します。

  3. × 3.  黒

    黒色のバイオハザードマークは存在しません。感染性廃棄物の分別には用いられない色です。

  4. × 4.  橙

    橙色は固形状の感染性廃棄物(血液付着ガーゼ・紙おむつ・使用済み手袋など)に用いるバイオハザードマークです。鋭利なものには該当しません。

バイオハザードマークの色分けは、液状・泥状=赤、鋭利物=黄、固形物=橙の3色です。黒は使用されません。廃棄物処理法に基づき、感染性廃棄物は専用容器で管理し、マニフェスト(産業廃棄物管理票)により処理業者への委託を記録・追跡します。針刺し事故は血液媒介感染症(HBV・HCV・HIV)のリスクがあるため、使用済み注射針は絶対にリキャップせず、すぐに黄色の耐貫通性容器へ廃棄することが標準予防策の基本です。

感染性廃棄物の分別方法(バイオハザードマークの色と形状の対応)を理解しているかを問う問題です。