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生体検査と検体検査、どう違う?

看護師国家試験 第110回 午前 第38問 / 基礎看護学 / 診療に伴う看護技術

国試問題にチャレンジ

110回 午前 第38問

生体検査はどれか。

  1. 1.喀痰検査
  2. 2.脳波検査
  3. 3.便潜血検査
  4. 4.血液培養検査

対話形式の解説

博士 博士

検査には大きく分けて生体検査と検体検査があるのを知っとるかな?

アユム アユム

名前は聞いたことがあります。違いは何ですか?

博士 博士

生体検査は患者の身体から直接情報を取る検査じゃ。

アユム アユム

心電図とか脳波のような?

博士 博士

その通り。身体に電極やセンサーをあてて生理現象を測るのじゃ。

アユム アユム

検体検査は血液や尿を取り出して分析するものですね。

博士 博士

うむ、取り出した検体を対象にするから検体検査と呼ぶのじゃ。

アユム アユム

選択肢1の喀痰検査は痰を調べるので検体検査ですね。

博士 博士

そうじゃ。病原体や細胞成分を調べる。

アユム アユム

選択肢2の脳波検査は頭に電極をつけて測るので生体検査ですね。

博士 博士

正解じゃ。てんかんや脳死判定にも用いられる。

アユム アユム

選択肢3の便潜血検査は便を調べるので検体検査ですよね。

博士 博士

うむ、大腸がん検診で使われる代表的な検査じゃ。

アユム アユム

選択肢4の血液培養検査は血液を培養するので検体検査ですね。

博士 博士

その通り、敗血症が疑われるときに行うのじゃ。

アユム アユム

他に生体検査にはどんなものがありますか?

博士 博士

呼吸機能検査、超音波検査、聴力検査、眼底検査などじゃな。

アユム アユム

『患者を測るか、取り出したものを測るか』で区別すれば迷いませんね。

POINT

生体検査は患者の身体から直接生理現象を測定する検査で、脳波・心電図・超音波・呼吸機能などが含まれます。検体検査は血液・尿・便・喀痰など体外に取り出した検体を分析する検査です。脳波検査は生体検査の代表例で、他の選択肢はいずれも検体検査に分類されます。分類の基準をしっかり押さえましょう。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:生体検査はどれか。

解説:正解は2です。生体検査(生理機能検査)は患者の身体から直接生理現象を測定する検査で、脳波検査は頭皮に電極を装着し脳の電気活動を記録するため、生体検査に該当します。

選択肢考察

  1. × 1.  喀痰検査

    喀痰を採取して病原体や細胞成分を調べる検査で、患者から採取した検体を分析するため検体検査に分類されます。

  2. 2.  脳波検査

    頭皮に電極を装着して脳の電気活動を記録する生理機能検査で、患者自身が検査対象となる生体検査です。

  3. × 3.  便潜血検査

    便中のヘモグロビンを検出して消化管出血をスクリーニングする検査で、検体を用いる検体検査です。

  4. × 4.  血液培養検査

    採取した血液を培地で培養し菌の有無を調べる検査で、検体を扱う検体検査に該当します。

生体検査には心電図、脳波、筋電図、呼吸機能検査、超音波(エコー)検査、聴力検査、眼底検査などが含まれます。検体検査は血液・尿・便・喀痰・組織など体外に取り出した検体を分析する検査です。両者の違いは『患者そのものを測るか/取り出したものを測るか』と覚えるとわかりやすいです。

生体検査と検体検査の違いを理解し、具体例を分類できるかが問われています。