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3か月で2倍、1歳で3倍!乳児の体重増加の黄金律

看護師国家試験 第106回 午前 第6問 / 必修問題 / 人間の特性とライフサイクル

国試問題にチャレンジ

106回 午前 第6問

標準的な発育をしている乳児の体重が出生時の体重の約2倍になる時期はどれか。

  1. 1.生後3か月
  2. 2.生後6か月
  3. 3.生後9か月
  4. 4.生後12か月

対話形式の解説

博士 博士

乳児の発育指標は必修の超頻出テーマじゃ。しっかり丸暗記じゃぞ。

アユム アユム

3か月で2倍、1歳で3倍、って聞いたことがあります。

博士 博士

その通り。出生時体重が約3,000gの赤ちゃんなら、3〜4か月で約6,000g、1歳で約9,000gになる計算じゃ。

アユム アユム

すごいスピードで増えるんですね。1日どれくらい増えるんですか?

博士 博士

生後1〜3か月は1日平均25〜30g増える。これが最も増加が速い時期じゃ。以降は月齢が進むにつれて緩やかになる。

アユム アユム

6か月や9か月はどうなりますか?

博士 博士

6か月で約2倍強、9か月で約2.7倍、1歳でちょうど約3倍、と段階的に覚えておくと応用が利くぞ。

アユム アユム

身長の目安はありますか?

博士 博士

あるある。出生時約50cmで、1歳で約1.5倍の75cm、4〜5歳で2倍の100cmになる、というのが定番じゃ。

アユム アユム

2歳以降も体重の目安はあるんですか?

博士 博士

うむ。『2歳で4倍、4歳で5倍』と覚える。ただし4歳以降は個人差が大きくなる。

アユム アユム

どうやって発育が正常かを評価するんですか?

博士 博士

母子健康手帳にある『成長曲線(パーセンタイル曲線)』を使うのじゃ。3〜97パーセンタイル内に収まり、かつ自分のカーブに沿って増えていけばOK。

アユム アユム

急にカーブを外れたらどうなりますか?

博士 博士

成長障害や栄養不良、疾患の可能性を疑う。逆に急に増えすぎる場合も過栄養や内分泌疾患を考慮する。『点』ではなく『線』で見るのがポイントじゃ。

アユム アユム

出生時体重でカテゴリ分けもあるんですよね?

博士 博士

ある。2,500g未満が低出生体重児、1,500g未満が極低出生体重児、1,000g未満が超低出生体重児。

アユム アユム

乳児の発達指標で他に覚えることは?

博士 博士

運動発達では『首すわり3〜4か月、寝返り5〜6か月、おすわり6〜7か月、はいはい8〜9か月、つかまり立ち9〜10か月、1人歩き12〜15か月』が目安じゃ。

アユム アユム

言葉の発達もありますよね?

博士 博士

そう。『喃語は6か月頃、初語は1歳前後、2語文は2歳頃、3語文は3歳頃』。これも国試頻出。

アユム アユム

成長と発達って違うんですか?

博士 博士

よい質問じゃ。『成長(growth)』は体重・身長など量的な変化、『発達(development)』は機能・能力の質的変化を指す。

アユム アユム

まとめて覚えないと混乱しますね。

博士 博士

発達は頭側→尾側、中心→末梢、粗大運動→微細運動という方向性がある、これも押さえよう。

POINT

乳児の体重は生後3〜4か月で出生時の約2倍、生後1年(満1歳)で約3倍になるのが標準で、国家試験頻出の指標です。身長は1歳で約1.5倍、4〜5歳で2倍と、体重とペアで覚えておくと使い勝手がよいでしょう。成長の評価は母子健康手帳の成長曲線上で、パーセンタイル曲線に沿っているかを『線』で確認することが重要です。看護師は乳幼児健診や育児支援の場面で、これらの発育指標を用いて発育評価と家族支援を行う役割を担います。

解答・解説

正解は 1 です

問題文:標準的な発育をしている乳児の体重が出生時の体重の約2倍になる時期はどれか。

解説:正解は 1 です。乳児の体重増加の目安として、生後3〜4か月で出生時体重の約2倍、生後1年(満1歳)で約3倍になる、と覚える。出生時体重が約3,000gの乳児であれば、3〜4か月頃に約6,000g、1歳で約9,000gに達する。乳児期前半は1日平均約25〜30g増加し、月齢が進むにつれ増加速度は緩やかになる。

選択肢考察

  1. 1.  生後3か月

    出生時体重の約2倍に達する時期。正確には3〜4か月頃。乳児期の急速な体重増加期を反映している。

  2. × 2.  生後6か月

    6か月では出生時体重の約2倍を超え、2.2〜2.3倍程度になる。すでに離乳食開始時期でもある。

  3. × 3.  生後9か月

    9か月では約2.7〜2.8倍となり、3倍に近づく時期。1日の体重増加は10g前後に鈍化している。

  4. × 4.  生後12か月

    満1歳で出生時体重の約3倍となる。身長は約1.5倍(出生50cm→1歳75cm)になる。

発育の目安として『体重:3か月で2倍、1歳で3倍、2歳で4倍、4歳で5倍』、『身長:1歳で1.5倍、4〜5歳で2倍』を覚えておくと便利。乳児期の成長は母子健康手帳の成長曲線(パーセンタイル曲線)で評価し、3〜97パーセンタイル内に収まっているか、カーブに沿って推移しているかを見る。出生時体重2,500g未満は低出生体重児、1,500g未満は極低出生体重児、1,000g未満は超低出生体重児と分類される。

乳児の体重増加の目安を暗記できているかを問う基本問題。『3か月で2倍、1歳で3倍』は必修の超頻出フレーズ。