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側臥位の褥瘡好発部位を押さえよう

看護師国家試験 第113回 午後 第24問 / 必修問題 / 患者の安全・安楽を守る看護技術

国試問題にチャレンジ

113回 午後 第24問

側臥位における褥瘡の好発部位はどれか。

  1. 1.後頭部
  2. 2.耳介部
  3. 3.仙骨部
  4. 4.肩甲骨部

対話形式の解説

博士 博士

褥瘡は体位によって好発部位が変わるのじゃ。側臥位ではどこが多いかの?

アユム アユム

耳介部や大転子、腸骨、外果などです。

博士 博士

よく勉強しておるな。なぜ耳介部がリスクが高いのじゃ?

アユム アユム

軟骨で皮下脂肪が薄く、血流も乏しいからです。

博士 博士

そうじゃ。短時間の圧迫でも発赤が出やすいぞ。

アユム アユム

仰臥位の好発部位はどこでしたか?

博士 博士

後頭部、肩甲骨、仙骨、踵骨などじゃ。

アユム アユム

仙骨部は仰臥位でも半座位でも好発ですね。

博士 博士

その通り。座位ではどうかの?

アユム アユム

坐骨結節と尾骨部です。

博士 博士

腹臥位は?

アユム アユム

前額部、耳介部、腸骨稜、膝蓋部、足趾です。

博士 博士

予防の基本は何じゃ?

アユム アユム

2時間ごとの体位変換と体圧分散マットレスの使用、スキンケアです。

博士 博士

栄養状態や湿潤環境のコントロールも大事じゃぞ。

アユム アユム

OHスケールやブレーデンスケールでリスク評価もします。

博士 博士

早期発見のためには観察と記録が欠かせんな。

アユム アユム

同一部位の発赤が消えないときは褥瘡の初期と疑いますね。

POINT

側臥位の褥瘡好発部位は耳介部、肩峰突起部、腸骨稜、大転子部、外果などです。中でも耳介部は軟骨で血流が乏しく、短時間でも損傷しやすい部位です。仰臥位では仙骨部や後頭部、座位では坐骨結節などが好発します。体位別のリスク部位を把握し、2時間ごとの体位変換や除圧、スキンケアを徹底することが重要です。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:側臥位における褥瘡の好発部位はどれか。

解説:正解は 2 の耳介部です。側臥位では身体の側面にある骨突出部に体圧が集中します。耳介・肩峰突起・肋骨部・腸骨稜・大転子・外果(内果)などが好発部位で、選択肢の中では耳介部が該当します。

選択肢考察

  1. × 1.  後頭部

    後頭部は仰臥位で体圧がかかる部位であり、側臥位では頭は横を向くため圧迫を受けません。側臥位の好発部位ではありません。

  2. 2.  耳介部

    側臥位では下側になった耳介に頭部の重みが集中します。耳介軟骨は皮下脂肪が薄く血流が乏しいため、短時間の圧迫でも発赤や潰瘍を生じやすく、褥瘡の好発部位となります。

  3. × 3.  仙骨部

    仙骨部は仰臥位や半座位で最も褥瘡が好発する部位です。側臥位では体圧がかからないため、この姿勢での好発部位には該当しません。

  4. × 4.  肩甲骨部

    肩甲骨部は仰臥位での褥瘡好発部位です。側臥位では横向きになるため直接の圧迫を受けにくく、好発部位ではありません。

体位別の好発部位は、仰臥位では後頭部・肩甲骨部・仙骨部・踵骨部、側臥位では耳介部・肩峰突起部・腸骨稜・大転子部・外果、腹臥位では前額部・耳介部・腸骨稜・膝蓋部・足趾、座位では尾骨部・坐骨結節が代表的です。2時間ごとの体位変換、体圧分散マットレスの使用、スキンケアが予防の基本です。

体位ごとの骨突出部と褥瘡好発部位を対応づけて理解しているかを問う問題です。