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少子高齢化で変わる日本の人口構造

看護師国家試験 第105回 午前 第1問 / 必修問題 / 健康の定義と影響要因

国試問題にチャレンジ

105回 午前 第1問

日本の平成25年(2013年)の生産年齢人口の構成割合に最も近いのはどれか。

  1. 1.52%
  2. 2.62%
  3. 3.72%
  4. 4.82%

対話形式の解説

博士 博士

看護師国家試験では日本の人口統計の問題が必修として頻出じゃな。まずは「生産年齢人口」とは何かから確認しよう。

サクラ サクラ

博士、生産年齢人口って労働できる年代のことですよね?具体的には何歳から何歳までですか?

博士 博士

よい質問じゃ。生産年齢人口は「15歳以上65歳未満」と定義されておる。労働力の中核を担う年代じゃな。日本では人口を3区分して統計を取っておるんじゃ。年少人口(0〜14歳)、生産年齢人口(15〜64歳)、老年人口(65歳以上)の3つじゃ。

サクラ サクラ

なるほど。2013年だとどれくらいの割合だったんでしょう?

博士 博士

平成25年10月1日時点で、日本の総人口は約1億2,730万人、うち生産年齢人口は約7,901万人で、割合にすると約62.1%じゃった。したがって正解は2の62%じゃな。

サクラ サクラ

62%ってけっこう高い印象です。でも少子高齢化が進んでいると聞きますが…

博士 博士

そのとおり、生産年齢人口の割合は1995年の69.5%をピークに減少し続けておる。2013年の62%という数字も、将来推計ではさらに減少して、2050年頃には52%前後になると予測されておるんじゃ。

サクラ サクラ

じゃあ選択肢の52%は未来の値なんですね。72%や82%は?

博士 博士

72%は高度経済成長期の水準に近いが、2013年時点ではありえん。82%は現実的にどの年代でも該当しない極端に高い値じゃ。

サクラ サクラ

人口構造の変化って、看護にも影響しそうですね。

博士 博士

鋭いところに気づいたのう。生産年齢人口の減少は、社会保障の担い手不足、医療・介護人材の確保難、経済成長の鈍化につながる。だからこそ看護師の役割は今後ますます重要になるんじゃよ。国試では年少人口約13%、生産年齢約62%、老年人口約25%という大まかな数字を押さえておくとよい。

サクラ サクラ

しっかり覚えます!ありがとうございました。

POINT

生産年齢人口は15歳以上65歳未満の人口を指し、労働力の中核を担う年代です。平成25年(2013年)における日本の生産年齢人口は約7,901万人で、総人口の約62.1%を占めていました。日本は少子高齢化の進行により1995年をピークに生産年齢人口が減少し続けており、社会保障や医療・介護分野に大きな影響を及ぼしています。看護師国家試験では年少人口・生産年齢人口・老年人口の3区分と大まかな構成比(約13%・約62%・約25%)を押さえておくことが重要です。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:日本の平成25年(2013年)の生産年齢人口の構成割合に最も近いのはどれか。

解説:正解は 2 です。生産年齢人口とは、労働力の中核を担う「15歳以上65歳未満」の人口のことを指します。平成25年(2013年)10月1日現在、日本の総人口は約1億2,730万人で、うち生産年齢人口は約7,901万人、総人口に占める割合は約62.1%でした。したがって選択肢の中で最も近いのは62%となります。日本では少子高齢化の進行に伴い、生産年齢人口は1995年の約8,716万人(69.5%)をピークに減少を続けています。一方で65歳以上の老年人口は増加し続けており、労働力不足、社会保障費の増大、経済成長率の低下など、さまざまな社会課題の背景となっています。看護師国家試験では、生産年齢人口(約60%前後)、年少人口(約13%)、老年人口(約25%超)という3区分の大まかな数字を押さえることがポイントです。

選択肢考察

  1. × 1.  52%

    52%は生産年齢人口としては低すぎる値です。日本の生産年齢人口割合は戦後一貫して60%以上を維持しており、2013年時点でも約62%でした。52%に近づくのはさらに将来(2050年頃)の推計値に近い水準です。

  2. 2.  62%

    正しい選択肢です。平成25年(2013年)10月1日現在の生産年齢人口は約7,901万人、総人口に占める割合は約62.1%でした。62%が最も近い値となります。

  3. × 3.  72%

    72%は高度経済成長期の1970年代前後の水準に近い値です。2013年時点ではすでに少子高齢化が進行しており、この水準はありえません。

  4. × 4.  82%

    82%は極端に高い値で、どの年代でも該当しません。現実的にありえない水準です。

日本の人口3区分は「年少人口(0〜14歳)」「生産年齢人口(15〜64歳)」「老年人口(65歳以上)」に分けられます。2013年の構成比はおおよそ年少人口12.9%、生産年齢人口62.1%、老年人口25.1%でした。年次別の大まかな数字を覚えておくと、統計系問題に強くなります。なお生産年齢人口の減少を補うため、近年は女性・高齢者の労働参加促進や外国人労働者の受け入れ拡大などの施策が進められています。

生産年齢人口(15〜64歳)は日本の総人口の約6割を占め、2013年時点では約62%であった。