男性の運動習慣と年齢の関係
看護師国家試験 第110回 午後 第2問 / 必修問題 / 健康の定義と影響要因
国試問題にチャレンジ
平成29年( 2017年)の国民健康・栄養調査において、男性で運動習慣のある割合が最も多いのはどれか。
- 1.20~29歳
- 2.40~49歳
- 3.60~69歳
- 4.70歳以上
対話形式の解説
博士
今日は国民健康・栄養調査の結果を見ていくぞ。男性で運動習慣のある割合が最も多い年代はどこじゃと思うかのう?
アユム
若い人の方が運動しているイメージがあるので20歳代でしょうか?
博士
それが意外にも70歳以上が最多なのじゃ。45.8%もおる。
アユム
えっ、本当ですか。想像と逆ですね。
博士
次いで60歳代が42.9%で、年齢が下がるほど低くなっていくのじゃ。
アユム
どうして若い人の方が少ないんでしょう?
博士
働き盛りは仕事や子育てに忙しく、まとまった運動時間を取りにくいのじゃ。40歳代は特に低いのう。
アユム
高齢者は逆に時間があるから運動できるんですね。
博士
それだけではなく、健康維持への意識も高まっておるのじゃ。
アユム
運動習慣のある者の定義は何でしたっけ?
博士
週2回以上、1回30分以上の運動を1年以上継続している者を指すぞ。
アユム
基準があるんですね、覚えておきます。
博士
健康日本21でも運動習慣者の割合増加が目標になっておるのじゃ。
アユム
働き盛り世代へのアプローチが大事そうですね。
POINT
男性で運動習慣がある割合は70歳以上が45.8%と最も高く、選択肢4が正解です。働き盛り世代ほど低い傾向があり、特に20〜40歳代は低値です。運動習慣の定義は週2回30分以上を1年以上継続することで、健康日本21の重要指標の一つです。生活習慣病予防の観点から、働く世代への運動機会提供が公衆衛生上の課題となっています。
解答・解説
正解は 4 です
問題文:平成29年( 2017年)の国民健康・栄養調査において、男性で運動習慣のある割合が最も多いのはどれか。
解説:正解は4の70歳以上です。平成29年国民健康・栄養調査によると、男性で運動習慣のある者の割合は70歳以上が45.8%と最も高く、次いで60〜69歳が42.9%でした。年齢が若くなるほど割合は低下する傾向が明確です。
選択肢考察
-
× 1. 20~29歳
若年男性は学業や仕事で時間的余裕が少なく、日常的な運動習慣のある割合は低めです。20歳代は特に低い年代の一つとされています。
-
× 2. 40~49歳
働き盛りの40歳代は最も運動習慣が形成されにくく、この調査でも低い水準にとどまっています。男性では20%前後でした。
-
× 3. 60~69歳
60歳代は退職を迎えて時間的余裕が生まれ42.9%と高い割合ですが、70歳以上の45.8%には届きませんでした。
-
○ 4. 70歳以上
70歳以上で45.8%と最も高い割合でした。定年後の時間的余裕に加え、健康維持への意識が高まることが背景にあります。
運動習慣のある者とは「1回30分以上の運動を週2回以上、1年以上継続している者」と定義されています。働き盛り世代は仕事や育児で運動時間が確保しづらい一方、高齢期は健康志向の高まりと時間的余裕から運動習慣が根付きやすい傾向があります。健康日本21でも成人の運動習慣者割合の増加が目標に掲げられています。
国民健康・栄養調査における運動習慣の年齢別傾向を理解しているかを問う問題です。高齢者ほど運動習慣者が多いという特徴的な傾向を覚えておきましょう。
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