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生活習慣病の三次予防を理解しよう

看護師国家試験 第111回 午後 第2問 / 必修問題 / 健康の定義と影響要因

国試問題にチャレンジ

111回 午後 第2問

生活習慣病の三次予防はどれか。

  1. 1.健康診断
  2. 2.早期治療
  3. 3.体力づくり
  4. 4.社会復帰のためのリハビリテーション

対話形式の解説

博士 博士

今日は予防医学の三段階について学ぶぞ。リーベル&クラークが提唱した分類じゃ。

アユム アユム

一次・二次・三次予防は何が違うんですか。

博士 博士

一次予防は病気にならないようにする段階、二次予防は病気を早く見つけて早く治す段階、三次予防は病気になった後に重症化や再発を防ぎ、社会復帰を支援する段階じゃ。

アユム アユム

選択肢1の健康診断はどれですか。

博士 博士

健康診断は疾病を早期に発見することが目的じゃから、二次予防に当たる。特定健診やがん検診もここに入る。

アユム アユム

選択肢2の早期治療は。

博士 博士

同じく二次予防じゃ。早期発見と早期治療はセットで考えるとよい。

アユム アユム

選択肢3の体力づくりは。

博士 博士

これは発症前に行う健康増進で、一次予防じゃ。運動習慣や禁煙、食生活改善、予防接種なども一次予防に含まれる。

アユム アユム

では選択肢4のリハビリテーションが三次予防なんですね。

博士 博士

その通りじゃ。生活習慣病で言えば、脳卒中後のリハビリや心臓リハビリ、糖尿病患者の再発予防指導などが該当する。

アユム アユム

三次予防は医療職だけでなく、多職種が関わる段階ですね。

博士 博士

そうじゃ。理学療法士・作業療法士・看護師・ソーシャルワーカーなどがチームで取り組む。就労支援や患者会活動も三次予防と言える。

アユム アユム

なぜこの分類が重要なんでしょうか。

博士 博士

予防の段階を意識することで、対象者の状態に応じた適切な介入ができるからじゃ。健康な人には一次予防、検診受診者には二次予防、疾病を抱えた人には三次予防が中心となる。

アユム アユム

覚え方のコツはありますか。

博士 博士

『一次=ならない』『二次=早く見つける』『三次=悪くしない・戻す』と三拍子で覚えるとよい。

POINT

生活習慣病の予防は一次・二次・三次の三段階に分けて考えます。一次予防は発症前の健康増進と疾病予防、二次予防は早期発見・早期治療、三次予防は治療後の機能回復と社会復帰支援を指します。リハビリテーションは三次予防の代表例です。予防の段階と介入内容の対応を整理して覚えることが重要です。

解答・解説

正解は 4 です

問題文:生活習慣病の三次予防はどれか。

解説:正解は 4 です。予防医学では、病気の自然史に沿って一次・二次・三次予防に分けて介入します。一次予防は健康増進と発病予防、二次予防は早期発見・早期治療による重症化予防、三次予防は治療後の機能回復・再発予防・社会復帰支援を目的とします。リハビリテーションは三次予防の代表的な取り組みです。

選択肢考察

  1. × 1.  健康診断

    健康診断は疾病の早期発見を目的とするため二次予防に該当します。

  2. × 2.  早期治療

    早期発見後に症状の進行や合併症を防ぐ早期治療は二次予防に当たります。

  3. × 3.  体力づくり

    体力づくりは疾病の発症前に健康度を高める取り組みで、一次予防に分類されます。

  4. 4.  社会復帰のためのリハビリテーション

    罹患後の機能回復・再発予防・社会復帰支援は三次予防の中心であり、本問の正解です。

予防の段階は『一次=ならないため』『二次=早く見つける』『三次=悪化させない・戻す』とイメージすると整理しやすいです。一次予防にはワクチン接種・生活習慣改善、二次予防にはがん検診・特定健診、三次予防にはリハビリ・再発予防指導・就労支援などが含まれます。

一次・二次・三次予防の区分とリハビリテーションの位置付けを問う問題です。