国民健康・栄養調査で女性の運動習慣を年代別に読み解く
看護師国家試験 第103回 午後 第25問 / 必修問題 / 健康の定義と影響要因
国試問題にチャレンジ
平成22年(2010年)の国民健康・栄養調査において、運動習慣のある女性の割合が最も高いのはどれか。
- 1.20~29歳
- 2.30~39歳
- 3.40~49歳
- 4.50~59歳
- 5.60~69歳
対話形式の解説
博士
運動習慣のある者とは、どんな人を指すか知っているかね?
サクラ
1回30分以上の運動を週2回以上、1年以上継続している人ですよね。
博士
そうじゃ。今回は平成22年の女性データで、最も運動習慣率が高い年代を選ぶ問題じゃ。
サクラ
正解はどれですか?
博士
正解は5の60〜69歳で、その割合は38.4%じゃ。
サクラ
20代や30代は低いんですね。
博士
20〜29歳は10.8%、30〜39歳は16.8%と低水準じゃ。仕事や育児で運動の時間を確保しづらい時期じゃな。
サクラ
40〜49歳もまだ低いんですか?
博士
40〜49歳は15.0%で、30代とほぼ同じくらいじゃ。仕事と家庭の両立で多忙な層といえるのう。
サクラ
50代から急に上がりますね。
博士
50〜59歳は30.7%、子育てが落ち着き始め健康意識が高まる時期じゃよ。
サクラ
なぜ60代が最も高いんですか?
博士
退職や子育てが一段落し、時間的余裕と健康への関心が両立する時期だからじゃ。
サクラ
70歳以上は少し下がるんですね。
博士
35.7%とやや下がるが、それでも高水準じゃ。平成29年調査では70代女性が最も高くなっておる傾向もあるぞ。
サクラ
年代別の生活背景を読み解くことが大事ですね。
POINT
平成22年国民健康・栄養調査では女性の運動習慣率は60〜69歳で38.4%と最も高く、若年層では低い結果でした。年代別の生活背景や健康意識の違いを反映しており、健康日本21の施策立案にも活用される重要なデータです。
解答・解説
正解は 5 です
問題文:平成22年(2010年)の国民健康・栄養調査において、運動習慣のある女性の割合が最も高いのはどれか。
解説:正解は5です。平成22年国民健康・栄養調査によると、20歳以上の運動習慣のある女性の割合は、20〜29歳が10.8%、30〜39歳が16.8%、40〜49歳が15.0%、50〜59歳が30.7%、60〜69歳が38.4%、70歳以上が35.7%となっており、60〜69歳が最も高い結果でした。子育てや仕事が一段落し、健康への関心が高まる年代であることが背景にあると考えられます。
選択肢考察
-
× 1. 20~29歳
20〜29歳の運動習慣のある女性の割合は10.8%で、全年代の中で最も低い水準です。仕事や育児で時間的余裕が乏しい時期と考えられます。
-
× 2. 30~39歳
30〜39歳の割合は16.8%で、20代より高いものの中年期と比べると低い水準です。育児期にあたり運動時間の確保が難しい層です。
-
× 3. 40~49歳
40〜49歳の割合は15.0%で、30代とほぼ同水準にとどまります。仕事や家庭の負担が大きく、運動習慣の定着が難しい年代です。
-
× 4. 50~59歳
50〜59歳の割合は30.7%で40代から大きく上昇しますが、60代には及びません。子育てが落ち着き始め健康意識が高まる時期にあたります。
-
○ 5. 60~69歳
60〜69歳の割合は38.4%で女性の中で最も高い値です。退職や子育てが一段落し、健康維持への意識が高まる時期と考えられます。
運動習慣のある者とは、1回30分以上の運動を週2回以上、1年以上継続している者を指します。男女とも高齢になるほど運動習慣のある割合が高くなる傾向があり、平成29年調査では70代女性が最も高くなっています。
国民健康・栄養調査における運動習慣の年代別動向と背景要因を理解しているかを問う問題です。健康日本21の基礎資料としても重要です。
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