一次予防と二次・三次予防を区別しよう
看護師国家試験 第104回 午前 第15問 / 必修問題 / 健康の定義と影響要因
国試問題にチャレンジ
生活習慣病の一次予防はどれか。
- 1.早期治療
- 2.検診の受診
- 3.適切な食生活
- 4.社会復帰を目指したリハビリテーション
対話形式の解説
博士
今日は予防医学の段階分けじゃ。一次予防はどれかわかるかの
サクラ
適切な食生活だと思います
博士
正解じゃ。一次予防は何を目的としているか分かるかの
サクラ
病気にならないように健康を保つことです
博士
その通り。健康増進と特異的予防の二本立てじゃ
サクラ
特異的予防って何ですか
博士
予防接種や職業病対策など、特定の病気を狙って防ぐものじゃ
サクラ
では検診はどの段階ですか
博士
早期発見が目的だから二次予防じゃ
サクラ
早期治療も二次予防ですね
博士
そうじゃ、見つけて治療し進行を抑える
サクラ
リハビリは三次予防ですか
博士
うむ。発症後の機能回復と再発予防、社会復帰支援が三次予防の役割じゃ
サクラ
健康日本21は一次予防を重視しているんですよね
博士
生活習慣の改善が国民全体の健康水準を上げるからな
サクラ
食事、運動、禁煙、節酒、休養が基本ですね
博士
これらを組み合わせれば多くの生活習慣病を防げるのじゃ
POINT
一次予防は発症前の健康な段階で疾病を未然に防ぐ活動で、食生活改善や運動、禁煙、予防接種が代表例です。検診や早期治療は二次予防、リハビリや社会復帰支援は三次予防にあたります。看護師は対象者の健康レベルに応じた予防活動を選択し、生活習慣そのものに働きかける視点が重要です。
解答・解説
正解は 3 です
問題文:生活習慣病の一次予防はどれか。
解説:正解は 3 です。一次予防は健康な段階で疾病の発生そのものを未然に防ぐ活動であり、適切な食生活や運動習慣、禁煙、予防接種などの健康増進・特異的予防がこれに含まれます。
選択肢考察
-
× 1. 早期治療
早期治療は発症した疾病に対し進行や重症化を防ぐ介入であり、早期発見と組み合わせて実施される二次予防に位置づけられます。
-
× 2. 検診の受診
検診は無症状の段階で疾病を発見する活動で、早期発見・早期治療を目的とした二次予防にあたります。
-
○ 3. 適切な食生活
栄養バランスの取れた食事は生活習慣病の発症リスクそのものを下げる健康増進活動であり、一次予防の代表的な取り組みです。
-
× 4. 社会復帰を目指したリハビリテーション
リハビリは発症後に機能回復・再発予防・社会復帰を支援する活動で、三次予防に分類されます。
予防の3段階はリーベル&クラークの分類が有名です。一次予防は健康増進(食事・運動・禁煙)と特異的予防(予防接種・職業病対策)、二次予防は早期発見と早期治療(健診・がん検診)、三次予防は機能回復と再発予防(リハビリ・社会復帰支援)に分けられます。健康日本21などの国民健康づくり運動は一次予防を重視しており、生活習慣の改善が中心施策です。
予防医学の3段階を区別して、一次予防の具体例を選べるかを問う問題です。
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