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健康日本21(第二次)の食塩摂取目標を押さえよう

看護師国家試験 第107回 午後 第2問 / 必修問題 / 健康の定義と影響要因

国試問題にチャレンジ

107回 午後 第2問

健康日本21( 第二次 )で平成34年度( 2022年度 )の目標として示されている1日当たりの食塩摂取量はどれか。

  1. 1.5g
  2. 2.8g
  3. 3.11g
  4. 4.14g

対話形式の解説

博士 博士

今日は健康日本21(第二次)の食塩摂取目標についてじゃ。

アユム アユム

日本人は塩分を摂りすぎだとよく聞きますね。

博士 博士

その通りじゃ。平成34年度の目標値は8gに設定されておる。

アユム アユム

思ったより多い印象です。WHOは5g未満ですよね?

博士 博士

うむ、WHOは5g未満推奨じゃが、日本人の平均は10g前後で、いきなり5gは現実的ではないのじゃ。

アユム アユム

段階的に目標を下げていくんですね。

博士 博士

そうじゃ。高血圧患者では6g未満が治療目標となる点も重要じゃぞ。

アユム アユム

減塩と言っても、どの食品が塩分多いかわかりにくいです。

博士 博士

漬物、みそ汁、ラーメンのつゆ、練り製品、加工食品に多く含まれておる。

アユム アユム

「隠れ塩分」ですね。表示を確認する習慣が大切そうです。

博士 博士

さらに野菜や果物に含まれるカリウムはナトリウム排泄を促すのじゃ。

アユム アユム

減塩と同時にカリウム摂取も意識するといいのですね。勉強になりました。

POINT

健康日本21(第二次)の食塩摂取目標は1日8gです。日本人平均が約10gと高いためWHO推奨の5g未満ではなく実行可能性を考慮した値が設定されました。高血圧患者では6g未満が治療目標となり、加工食品や汁物に含まれる「隠れ塩分」への注意と、カリウムを多く含む野菜・果物の摂取が減塩指導のポイントです。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:健康日本21( 第二次 )で平成34年度( 2022年度 )の目標として示されている1日当たりの食塩摂取量はどれか。

解説:正解は 2 です。健康日本21(第二次)では、生活習慣病予防の観点から栄養・食生活分野の目標として、1日当たりの食塩摂取量を8gに減少させることが掲げられています。日本人は諸外国と比較し食塩摂取量が多く、高血圧や循環器疾患の最大のリスク因子となるため、国を挙げて減塩に取り組んでいます。

選択肢考察

  1. × 1.  5g

    WHOが推奨する値は1日5g未満ですが、日本の健康日本21(第二次)の目標値ではありません。現実的な達成目標として8gが設定されています。

  2. 2.  8g

    健康日本21(第二次)の平成34年度目標として示された1日当たりの食塩摂取量です。高血圧予防を主眼に設定されました。

  3. × 3.  11g

    国民健康・栄養調査で示される日本人の平均的な食塩摂取量に近い水準で、これを減らすことが目標となっています。

  4. × 4.  14g

    通常の日本人平均摂取量を上回る値で、目標値ではなく過剰摂取の水準です。

高血圧治療ガイドラインでは高血圧患者の減塩目標は6g/日未満とされ、WHOは一般成人に5g/日未満を推奨しています。健康日本21(第二次)の目標値8gは国民全体の実行可能性を考慮した設定です。加工食品や調味料、麺類のつゆなど「隠れ塩分」への意識づけが指導の要点です。

健康日本21(第二次)の食塩摂取目標は1日8g。高血圧予防のための減塩施策として押さえておきましょう。