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65歳以上の世帯はどれくらい?

看護師国家試験 第110回 午前 第9問 / 必修問題 / 健康の定義と影響要因

国試問題にチャレンジ

110回 午前 第9問

平成30年( 2018年)の国民生活基礎調査で65歳以上の者のいる世帯の割合に最も近いのはどれか。

  1. 1.0.1
  2. 2.0.3
  3. 3.0.5
  4. 4.0.7

対話形式の解説

博士 博士

学生よ、日本の全世帯のうち、65歳以上の者がいる世帯の割合はどれくらいだと思うかのう?

サクラ サクラ

高齢化しているとは聞きますが、具体的な数字は分かりません。

博士 博士

平成30年の国民生活基礎調査では48.9%、つまり約半数の世帯に65歳以上の者がいるのじゃ。

サクラ サクラ

そんなに多いんですね。選択肢では0.5が正解ですね。

博士 博士

その通りじゃ。1986年の調査では26.0%だったから、約30年でほぼ倍になったわけじゃ。

サクラ サクラ

高齢者のいる世帯ではどんな構成が多いのですか?

博士 博士

単独世帯と夫婦のみ世帯が増加傾向じゃ。三世代同居は減っておる。

サクラ サクラ

核家族化が進んでいるんですね。

博士 博士

そうじゃ。そのため地域包括ケアや訪問看護の重要性が高まっておるわけじゃ。

サクラ サクラ

高齢化率と世帯割合は違うのですね。

博士 博士

違うぞ。高齢化率は総人口に対する65歳以上の割合で、2018年時点では約28%じゃ。

サクラ サクラ

高齢化の段階区分を教えてください。

博士 博士

7%超で高齢化社会、14%超で高齢社会、21%超で超高齢社会じゃ。日本は2007年に超高齢社会に突入した。

サクラ サクラ

世界的にも早いペースですよね。

博士 博士

そのとおりじゃ。フランスは高齢化社会から高齢社会になるのに115年かかったが、日本はわずか24年じゃ。

サクラ サクラ

看護職としてはどう備えるべきでしょう?

博士 博士

在宅ケアや認知症ケア、フレイル予防、多職種連携などの力を磨くことが不可欠じゃ。

サクラ サクラ

数字の感覚が大切ですね。

博士 博士

必修問題では『高齢者のいる世帯はほぼ半数』と覚えておけば十分じゃよ。

POINT

本問は国民生活基礎調査における65歳以上の者のいる世帯の割合を問う必修問題です。平成30年時点で48.9%と約半数を占め、選択肢では0.5が最も近接します。単独世帯や夫婦のみ世帯の増加は地域包括ケアの強化を促す要因となっており、看護師は世帯構造の変化を踏まえた支援体制を意識する必要があります。高齢化率との違いも含めて整理しておくと、社会統計の理解が深まります。

解答・解説

正解は 3 です

問題文:平成30年( 2018年)の国民生活基礎調査で65歳以上の者のいる世帯の割合に最も近いのはどれか。

解説:正解は3の『0.5』です。厚生労働省の平成30年国民生活基礎調査によると、全世帯5,099万1千世帯のうち、65歳以上の者のいる世帯は2,492万7千世帯で全体の48.9%を占めています。選択肢では0.5(50%)が最も近い値となります。背景には日本の急速な高齢化があり、1986年調査では26.0%だった割合が、30年あまりで倍近くまで上昇しました。高齢者のいる世帯のうち単独世帯と夫婦のみ世帯が年々増加しており、世帯構造の変化が介護や地域包括ケアの在り方に大きな影響を与えています。

選択肢考察

  1. × 1.  0.1

    10%では高齢化社会とはいえず、日本の現況とはかけ離れた数値です。戦後直後でもこれほど低くはありません。

  2. × 2.  0.3

    30%台は1990年前後の水準で、近年の値と比較すると約20ポイント低い過少評価となります。

  3. 3.  0.5

    平成30年の実測値48.9%に最も近い選択肢で、約半数の世帯に65歳以上の者がいる現状を正しく表します。

  4. × 4.  0.7

    70%という数値は現時点で日本では到達していない高値で、過大評価となります。

高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)が7%を超えると『高齢化社会』、14%超で『高齢社会』、21%超で『超高齢社会』と区分されます。日本は1970年に高齢化社会、1994年に高齢社会、2007年に超高齢社会へと到達し、いずれも世界最速のペースで進行しました。世帯割合と高齢化率は別の指標である点に注意しましょう。

国民生活基礎調査における世帯構造の把握を通じて、超高齢社会の実態を理解しているかを問う必修問題です。